板橋、蓮根小林たばこ店

(営業時間) AM10:00〜PM8:00
定休日 毎週月曜と第1、第3日曜
TEL       03−3966−4549
URL http://www.h-lotus.net/kobayashi/
東京都板橋区蓮根2−20−21

■たばこの本質
 タバコという植物はナス科の1年生草本で、その学名「二コチアナ・タバクム」からお判りのように
微量のアルカノイド(ニコチン)を含有します。
したがって、ナス科植物特有の、身体を冷やしたり、細胞を緩めたりする作用をニコチンの持つ麻酔作用が補強します。
その作用の強さは喫う量や喫い方にもよりますが、パイプ、シガレット、シガーの順に強くなります。
フルサイズのシガーは平均的日本人にはかなり手強いものといえましょう。

■たばこの効用
 たばこ(ニコチン)には気分をシャキッとさせる精神(神経)の緊張作用と気分をゆったりとさせる弛緩作用という
相反する拮抗作用があります。
これは、一見反対の作用に見えますが、実は同一の原理による事はあまり知られていません。
つまり、本来陰性の器官である脳は少量の陰性を得て、より陰性の活動(精神活動)に適した状態になり(小陰は大陰に吸収される)、
たばこの量が過ぎれば反対にたばこは肉体(細胞) に引かれ(陽は陰を引く。異性は引き合う)、肉体は弛緩し、その影響で
気分はリラックスした状態になるというわけです。
したがって、精神活動(たとえば執筆活動)に於いても短期決戦のシガレットは短編向き、ロングスモーキングのパイプやシガーは
中・長編向き、あるいは瞑想向きと言えましょうか。
 コーヒーに於ける同様の作用もカフェインの持つ陰性という同一の原因によるもの。
また、肉体的にはコーヒーの多量の長期連用は、酒やたばこの習慣的長期連用とともに、体の細胞を緩め、
冷えっぽい体質にするので注意が必要です。

 さて、肉料理を中心とした西洋料理にはカウンターバランスとしてワイン、生野菜、デザート、コーヒー、たばこ、
そしてディジェスティフとして蒸留酒がつきものです。
肉類や塩が身体を活動的にし、身体を温め、細胞を緩める力が強いのとは反対に、
後者(たばこを含む)はすべて、気分を沈静化し(精神活動状態にする)、身体を冷やし、細胞を緩める作用を持っています。
 ことに中央アメリカ原産のナス科の植物であり、西インド諸島や東南アジアという亜熱帯、亜帯で主に生産され、
また他のたばこと異なり醗酵葉を使用(パイプたばこにも一部醗酵葉を使用するものがある)するシガーには、
このこの後者の作用が強く、したがって濃厚な西欧料理の後のシガーは至福の一服となりましょう。

 また、上記した数々のたばこ(ことにシガー) の持つ特徴、本質から言っても、シガーは本来季節的には夏、
地域的には暑い熱帯地域に於いて好まれるもので、同様の理由からこれを好む人の体質も、
有名なチャーチルや吉田首相などを思い浮かべるまでもなく了解されましょう。

 ちなみに、パイプたばこはシガーとは反対に好んで喫われる地方は北ヨーロッパなどの北国、季節的には冬が美味しいことも
興味ある事実と言えましょう。